サトウハチロウ「めんこい仔馬」歌碑 ー滝川市

作曲者の仁木他喜男の出身地が北海道滝川市です。
無人駅の根室本線東滝川駅前に歌碑があります。
 

昭和16年にサトウ・ハチロー作詞、仁木他喜雄作曲でつくられた「めんこい仔馬」は、東宝映画『馬』(監督:山本嘉次郎、助監督:黒澤明、主演:高峰秀子)の主題歌でした。
しかし、劇中では使われず、国民歌謡として、1941年(昭和16年)1月17日から松原操の歌で放送されてヒット。

戦後改変された歌詞により現在は童謡であるが、日米開戦の年に作られ軍馬映画の主題歌で、小国民向けの軍歌ともいえるものでした。

作詞はサトウハチロー、作曲は仁木他喜雄。歌は二葉あき子、高橋祐子。

当時の歌詞は以下のようでした

 (一)ぬれた仔馬のたてがみを 撫でりゃ両手に朝の露 
    呼べば答えてめんこいぞ オーラ 掛けて行こうよ丘の道 
    ハイド ハイドウ 丘の道

 (二)藁の上から育ててよ いまじゃ毛並みも光ってる 
    お腹こわすな風邪ひくな オーラ 元気に高くないてみろ
    ハイド ハイドウ ないてみろ

 (三)紅い着物(べべ)より大好きな 仔馬にお話してやろか
    遠い戦地でお仲間が オーラ 手柄を立てたお話を
    ハイド ハイドウ お話を

 (四)西のお空は夕焼けだ 仔馬かえろかおうちには
    お前のかあさん待っている オーラ 唱ってやろかよ山の唄
    ハイド ハイドウ 山の唄

 (五)明日は市場かお別れか 泣いちゃいけない泣かないぞ
    軍馬になって行く日には オーラ みんなでバンザイしてやるぞ
    ハイド ハイドウ してやるぞ