東蝦夷地南部藩陣屋跡モロラン陣屋跡ー室蘭市

室蘭市陣屋町2丁目5番1号~6号に国指定の史跡があります。
蝦夷地が幕府直轄となり、警備を命じられた南部藩が安政三年(1856年)に築いた出張陣屋です。
室蘭港口の海に望むペケレオタ(陣屋町)で、この陣屋の計画者は、新渡戸稲造の父、南部藩御勘定奉行の新渡戸十次郎でした。
2~300人の藩士が駐在していたといいます。内外二重の長方形で、内部は東西120m、南北80mと60mで、柵と高さ2~3m土塁と堀をめぐらしていました。