原武史「鉄道ひとつばなし」ー南富良野町

原 武史(はら たけし)  1962年 –
政治学者、放送大学教授、明治学院大学名誉教授。

東京都渋谷区出身。西東京市のひばりが丘団地、東村山市の久米川団地、東久留米市の滝山団地、神奈川県横浜市青葉区の田園青葉台団地を転々とする。44歳にしてようやく団地生活から脱し、横浜市青葉区の一戸建てに転居。

鉄道ファンでもあり、中学時代に学校行事「労作展」に出品するため、日本国有鉄道本社を訪れて部外秘のダイヤ図を入手して研究論文にまとめ、これが学者としての原点だったと回想している
専攻は日本政治思想史。近現代の天皇・皇室や神道の研究を専門。
阪急電鉄の小林一三、東急電鉄の五島慶太、西武鉄道の堤康次郎といった鉄道事業家たちに強い関心を示している。

「落合ー新得間は、峠を何度も越える根室本線の中にあって、狩勝峠という最大の難所に挑む区間である。28.1キロあり、最も速い列車でも23分かかる。
1966年の新狩勝トンネル完成以前はもっとも良かったというが、現在でも十分に素晴らしい。
トマムから来る石勝線の線路とは、トンネルの中でつながっている。
ここを抜けると、無人の草原がどこまでも広がり、はるか大雪山系や十勝平野までもが一望できる。その風景のスケールは、間違いなく日本一のものだ。新得の町に下ってゆくS字カーブも、比肩できるのは阿波池田に入る手前の土讃線ぐいか」