林芙美子詩碑ー倶知安町

JR比羅夫駅

最近はじめて林芙美子の「放浪記」を、昭和5年7月1日に改造社から出版されたという復刻本で読みました。実に、文章のテンポが良く面白い本でした。

林芙美子は昭和9年5月25日、31歳の時に倶知安駅に降り立ちます。すでに「放浪記」で脚光を浴びております。
倶知安の南河旅館に三泊し、倶知安郵便局長夫婦に案内されて周辺の農場や半月湖などに遊びにでかけ、単独で岩内方面や京極町にも出かける旅好きでした。

河合局長の求めに応じて色紙に書いたのが次の詩でした。

青き山なり
ニセコの山は
吾心また青々
 心涼しむ

ひらふ高原中央公園に、この色紙を拡大した詩碑が建てられたのは平成4年11月23日でした。