かつての厚田村の様子を伝えるための資料室が厚田にありました。

その厚田資料室のあった場所に、平成30年(2018)4月27日道の駅石狩「あいろーど厚田」が建てられました。道の駅に珍しいエスカレーターがあります。
見晴らしの良い丘の上なので傾斜を利用した3階建てで、館内の二階に「郷土資料館」が作られています。

この道の駅がある場所は、子母沢寛のふるさと三部作の中で「南に向いた丘」の作品に登場する場所でもあります。小高い丘(と言っても、丘の上まで登るにはひと苦労です。そのためのエスカレーターです)
全体が公園になっており、ゆっくり回ると文学的、歴史的散策が仕組まれています。 

以前の厚田資料室は地域住民で組織した「あつた資料室リニューアル構想策定協議会」と石狩市の協働により、厚田が輩出した偉人、佐藤松太郎・子母澤寛・戸田城聖・吉葉山潤之輔(厚田村栄誉村民)を中心とした資料室でした。
道の駅では、この時のコンセプトをそのままパネルにして紹介しているのですが、如何せん場所が狭いため展示資料が少ないので残念です。