明治19年<上川仮道路(現在の国道12号線)開通>

 国道12号の歴史は、前身となる市来知(現 三笠市)- 忠別太(現 旭川市) 間の87.9kmの上川道路が1886年(明治19年)5月に着工したのがはじまりです。

工事には、月形町の樺戸集治監の囚人が駆り出され、わずか90日後の8月に幅約2メートルの道路が仮開通しました。
この工事の復命書に「可成(なるべく)直線路に為すを主とし」とあったことから、美唄市 – 滝川市間の日本一長い直線道路が誕生しました。
翌年から、樺戸、空知集治監の囚人らによって改修が行われ、1889年ごろに完成。

工期の短さから囚人の労働は過酷なものであったことがわかりますが動員数や犠牲者数は記録に残っていません。