北海道人のルーツ 5 明治元年(1868年)

写真は、森町鷲の木にある公園です。

森町の旅(鷲ノ木村)

1867年(慶応2年)10月大政奉還。

12月王政復古の大号令が発布され、翌1868年(慶応4年・明治元年)正月、鳥羽・伏見の戦いをきっかけに戊辰戦争が始まりました。

同年8月19日、旧幕府海軍副総裁榎本武揚らは軍艦8隻を率いて江戸湾品川沖を脱出。
彼等は、奥羽越列藩同盟の東北戦争に参加した後、旧新選組の土方歳三他を乗せて蝦夷地に向かいます。

10月20日、内浦湾の奥となる鷲の木(現在の森町)に上陸。
ここから、翌年5月まで8か月にわたる箱館戦争が始まりました。

突然、蝦夷地に上陸した旧幕府海軍に巻き込まれたのは旧松前藩と道南の人々でした。

1868年(慶応4年・明治元年)

時代背景

1月11日

徳川慶喜、鳥羽・伏見の戦いに敗れ、開陽丸で大阪を脱出、品川帰還。 

4月11日

江戸城無血開城。

7月17日

江戸を東京と改称。 

8月19日

榎本武揚らの幕府の残党、軍艦八隻を率いて密かに品川湾を脱出、函館へ向う。

8月23日

白虎隊全滅

9月8日

明治と改元、一世一元の制定める

9月22日

会津若松城落城、官軍に降伏。

10月20日

榎本武揚らは軍艦「開陽丸」以下7隻の艦隊を率い、鷲の木の浜(現森町)に入る。

 

旧幕府軍は総勢約3,000名、フランス軍人が10名、6日後には五稜郭を無血占拠。

11月11日

榎本武揚、開陽丸で函館に入港、五稜郭に入る

11月15日

開陽丸は江差占拠の陸兵援護のため、江差沖に到着、砲撃。

 

同日夜半、暴風雪のため座礁、約10日後に沈没。  

幌内で良質な石炭が発見される