亜麻の花

アマ科の一年草。

茎の繊維は、衣類などリネン製品となります。
種子からは亜麻仁油(あまにゆ)が採れ、これは食用や塗料、油彩に用いられます。

細い茎をすらりと伸ばし、小さなブルーや白の花を咲かせます。
開花の時間がとても短く早朝に咲き、午前中には花弁は落ちて、やがてボール状の実をつけます。
冷涼な気候が亜麻の栽培地として最適だったことや、時代の要請もあり、北海道では開拓時代に国策として繊維用として広く栽培されました。
栽培のピークは昭和20年頃で、道内どこへいっても亜麻の美しい姿が見られたといいます。
終戦後化学繊維の台頭で昭和40年代を最後に亜麻は姿を消しましたが、近年、種子を食用に利用するために、北海道の一部で栽培が復活しています。

写真は当別町の亜麻畑です。