スズラン(鈴蘭)

スズラン亜科スズラン属に属する多年草の一種。

本州中部以北、東北、北海道の高地に多く自生。
北海道を代表する花として知られています。花には強い芳香があります。

強心配糖体のコンバラトキシンなどを含む有毒植物。
有毒物質は全草に持ち、特に花や根に多く含まれています。摂取した場合、嘔吐、頭痛、眩暈、心不全、血圧低下、心臓麻痺などの症状を起こし、重症の場合は死に至ります。

北海道などで山菜として珍重されるギョウジャニンニクと外見が似ていることもあり、誤って摂取し中毒症状を起こす例が見られます。スズランを活けた水を飲んでも中毒を起こすことがあり、実際に誤飲して死亡した例もあります。

写真は、平取のスズラン公園で写したものです。
平取町幌尻岳のふもとの芽生(めむ)の野生すずらん群生地は約15haと日本一の広さを誇っています。