メノコシ岬

日方泊岬から 1 キロほど進むとメノコシ岬があります。この辺りはゆっくり見て走ったことはありません。断崖続きの国道が続きます。
今回ネットで調べてみると松浦武四郎の「竹四郎廻浦日記」で次のような記載がありました。武四郎はコマメに書いているので恐れ入ります。

境 川 小流 一ツソリ岩 沖に有。
此処より右の方九折を山に上り行也。
歩行にて、勝手を能く覚し者は此岬を廻りて、メノコワシリと云大難所を越て転太石浜。

メノコワシリとあります。江戸時代は海沿いを歩くのが基本でしたから「メノコワシリ」は難所なので、坂を登ってメノコワシリを回避したといいます。
「メノコワシリ」とはメノコシ岬のことで、「ワシリ」とは海岸の波が荒く走って通るところという意味です。