日方泊岬(ひがたとまりみさき)

国道228号を福島町から上ノ国町に入ると日方泊岬があります。
小砂子ちいさごトンネルの入口近くに小砂子の集落へ向かうわき道があり、この道に入ると日方泊岬灯台が見えてきます。

この岬は観光地として知られていませんが、標高30mの岬の上から眺めは小砂子漁港と上ノ国へと続く切り立った海岸線、そして日本海を一望できます。

小砂子と書いて「ちいさご」の地名について上ノ国町教育委員会の「上ノ国の歴史散歩」で記載しています。
寛正元年(1789年)4月21日、この地に旅装をといた管江真澄は、当時の旅日記〝えみしのさへき〟に小砂子の地名の起源を次のように記している。
「小砂子という名はどうして付いたのか。」と尋ねると老婆は「ずっと昔のことですが、ここの磯山の土を採りに小さな船に乗って身の丈3尺くらいの男がたくさんやってくるのを見つけました。里の人達は驚いてその船の後をつけましたが、どこえ行ったのかとうとう見失ってしまいました。この小さい男=小さい子から小砂子と名付けられたのです」