ひと休み

次の岬は北海道最南端の「白神岬」になります。小樽の高島岬を出発してオホーツク、根室海峡、太平洋と回ってきて、いよいよ日本海に入ります。
これからが北海道の中でも岬の多い地域に入りますので、ひと休みして福島町の
国道228号沿いについて書いてみたいと思います。

福島町の中心市街地から国道228号で松前の白神岬までは約11キロあります。15分もかかりませんが、急ぐ必要がなければゆっくり進んでみるのも良いでしょう。
国道228号と道道532号の交差点の左手が富島町新緑公園になつており、この敷地内に青函トンネル記念館があります。青函トンネルの工事現場は福島町で、当時の歴史的資料や開削の現物が展示されています。ここでしか見ることができません。

福島川を渡ると「道の駅横綱の里ふくしま」で大相撲の幟が見えてきます。北海道の横綱第一号が千代の山です。千代の富士は千代の山にスカウトされて入門しました。2人の功績を讃える横綱千代の山・千代の富士記念館が併設されております。管内には土俵があり大相撲のオフには九重部屋のお相撲さんたちが合宿で訪れていました。道の駅「横綱の里ふくしま」には、特産のスルメや昆布などの海産物を取り扱っています。

福島漁港(福島地区と白府地区)は二か所と吉岡漁港があります。この漁港を挟んで神社と寺が小さな町にたくさんあります。福島町という町は中世からの歴史がある町ですから、神社やお寺にも歴史があると思われます。ただ車で通り過ぎるには後ろ髪をひかれます。

吉岡川を渡ると、吉岡漁港の手前に「伊能忠敬北海道測量開拓記念公園」があります。青函トンネル吉岡斜坑があった場所でもあり、トンネルメモリアルパークなどもあるのでゆっくりしてみたいところです。