ツバクラ岬

「ツバクラ」とは燕という意味で、ここは時期になると燕が多く住む岬であるということです。

岩場に小鳥の大群イワツバメが集まり、別名空飛ぶペンギンという愛称も持っており春になると暮らします。イワツバメは渡り鳥で、9 月になるとここから一斉に姿を消します。

福島町は昭和 20~50 年代まで青函トンネルの工事基地があった場所です。その影響で、他の市町村に比べて詳細な地質調査がおこなわれました。
その結果、この岩部海岸一帯は 250 万年前の火山岩で形成されたということが分かっています。山の噴火によりこの岩部海岸は作られたため、長い年月をかけ、崩れたり、波に浸食されたことにより、現在の奇跡的とも呼べる海岸線が形成されました。
さらに奇跡的なことに現在に至るまでほとんど手つかずの原始の状態で残っているのです。 
 
写真は手前がツバクラ岬で遠方が矢越岬ではないかということです。(借り物です)