獅子鼻岬

南茅部町の海沿いを走る国道278号で獅子鼻岬まできました。この町には五つの岬があります。現在、平成合併で函館市に組み込まれましたが、この海の歴史は古く「真昆布」日本一の産地です。
蝦夷と言われた時代に、遠く大阪に運ばれ、中国にまで渡りました。幕末の箱館にはとうとう中国の商社が進出し直接取引をするようになります。
今でも関西料理にはこの昆布の歴史が残り味の伝統が引き継がれています。

立岩岬を出発して弁慶トンネルを過ぎると「聖夜の滝」、「白糸の滝」と続き、又、古部トンネル(240m)に入ります。

獅子鼻岬は、この古部トンネルを開削してつくられていますので岬に行くには難しいようです。トンネルの上は海岸に突き出た岬になっており、これがライオンが伏せているように見えるところから「南茅部獅子鼻岬」と名付けられました。