出来澗崎(できまざき)

出来澗崎は鹿部しかべ町にある岬です。1640年(寛永17年)に爆発した駒ヶ岳は、噴火時にクルミ坂岩屑なだれを発生させました。まず山体南斜面が崩壊し、折戸川を堰き止めて大沼・小沼を形成したといいます。
その後,東斜面が崩壊し噴火湾に流入。この岩屑なだれが噴火湾の沖,約8kmにまで広がっているといいます。この流下した陸上部の先端が出来澗崎です。
この時,津波が発生し700人余りが溺死し,舟100隻余りが破壊。

この岩屑なだれ堆積物と1640年噴火時の降下軽石堆積物を見ることができるので、溶結凝灰岩がどんなものか興味のある方は出かけてみてください。