黄金岬 (留萌市)

増毛町から国道231号を北上すると留萌市に入りますが、礼受漁港を過ぎたあたりで国道から左折し海に下る道があります。ここから全長1キロの海水浴場「ゴールデンビーチるもい」で、7月~8月中旬の週末には海岸花火も開催されます。

ゴールデンビーチを過ぎて辿り着く岬が「黄金岬」です。
「おうごんみさき」の命名は、かつて千石場所といわれた頃、鰊の大群が押し寄せ、背びれが夕映えに染まって水面が黄金色に見えたことからとされています。ニシン全盛期には見張り台があり、「ニシンが群来(くき)たぞー!」と、叫んだ場所です。

黄金岬は「日本の夕陽百選(北海道で五か所)」に選ばれています。ここの素晴らしさは「日本一の落陽」とも呼ばれる夕陽スポットで、海岸に並ぶゴツゴツとした柱のような奇岩「カンラン石玄武岩柱状節理」にあります。
スコットランドのウイック・インド南部のマドラスとともに「世界三大波濤」に選ばれた力強い荒波が、奇岩に押し寄せ、ダイナミックな景観が広がります。

岬の一帯は「黄金岬海浜公園」になっています。岬のシンボルともいえる石のオブジェ「波濤の門」が建てられ、テレビドラマ「若者たち」の主題歌「若者たち」の作曲者である佐藤勝(留萌市出身)にちなんだ歌碑もあります。

留萌市の旅(若者たち) もあります。