アルトリ岬

室蘭本線の有珠駅から海に向かって進むとアルトリ岬に到着します。この一帯はかつてアイヌ民族が暮らしていたところなので、碑などがあります。

アルトリと言われる名は北海道内にあったといいます。アルトㇽ(アㇽ・ウトㇽ。向こう側の・側面)が原型で、アㇽは「対になっているものの片一方」で地名では山とか海の向こう側を指した意味です。

アルトリ岬は標高27mの山で、本土とかろうじてつながっている陸繋島です。海に囲まれた高台にあるので視界を遮るものが少なく、目の前に内浦湾が大きく広がります。
左側には伊達市街、そして右側には海岸線が延々と続き、振り向くと有珠山が奇妙な山容で聳えています。
アルトリ岬は無料のキャンプ場となっているので、シーズン中でもなければ絶景が独り占めとなる岬です。