エンルム岬

様似町の海岸に突き出しているのがエンルム岬です。地名の由来は、アイヌ語の「エンルム」(岬)または「エルムン」(ネズミ)などの説があります。
元々は、陸続きではなく独立した島でしたが、砂州で繋がり、現在は陸繋島となっています。

漁港側から車で岬の先端近くまで行くことができます。柱状節理の塊で形成された岬は見ごたえがあります。町並み、親子岩、どこまでも続く海岸線、そしてその奥にはアポイ岳の日高山脈を見る事ができます。岬は様似八景にも選ばれています。

かつて様似の中心であったエンルム岬の麗に郷土資料館があります。蝦夷三官寺・等樹院の住職が残した古文書は、蝦夷地開拓の貴重な歴史資料として国の重要文化財に指定されています。この岬には高田屋嘉兵衛なども立ち寄った場所です。

様似町の旅 (はじまり)