マッカヨウ岬

地図には岬と表示してあるのですが、拡大してみると島になっていおり、南北に280メートルしかない小島で、その南端にマッカヨウ岬とあります。

マッカヨウ岬の手前に歯舞漁港があり、この漁港の岸壁とポンコタン島という島がつながっています。さらに沖には、ハボマイモシリ島とイソモシリ島があります。大自然を背景に漁港として条件が整っています。

根室半島の東にで、歯舞村が中心であった時代があります。広い歯舞漁協の範囲の中でも、中心はこの歯舞漁港だったのではないかと思います。鉄路の旅を読んでいただくと、それがわかります。

鉄路の旅 93 (根室拓殖軌道)


このように、漁港のあるところには、おあつらえむきの島や岬が港湾の一部になって、それなりの役目を果たしていることが多いもので、おのずと
人が集まり町ができてきます。

「歯舞」の由来は、アイヌ語の「ハ・アプ・オマ・イ(覆っている氷が退く・小島・そこにある・所→流氷が退くと小島がそこにある所)」からといいいますが、北方領土の歯舞群島は歯舞村所管の島という意味でした。

写真は歯舞漁港で、左の端に小島が見えますがマツカヨウ岬です