神威岬(かむいみさき)

神威(カムイ)とはアイヌ語で「神」を意味します。北海道の各地に「カムイ」と付く岬やコタンなどが多く見受けられます。
しかし、積丹しゃこたんの神威岬が堂々の一位でしょう。

札幌から2時間30分ほどかかりますが、ドライブコースとしては最適でキャンプ場やユースホステルも二か所あるので宿泊を兼ねて何度も訪れています。
絵も水彩画から油絵など、数枚描いています。

半島はニセコ積丹小樽海岸国定公園に属しており、半島は日本海に突き出しそのまま海に落ち込んでいます。岬は、その最先端にあります。

国道229号から岬の付け根にある駐車場までの道があります。
かつては、このような道はなく、海岸に打ち寄せた石を渡りながら神威岬近くの全長60メートルの真っ暗な念仏トンネルを抜けて岬を目指しました。
今は観光バスも停まり、多くの観光客が訪れる岬となっています。

駐車場から小高い丘を上り、先端部までは尾根沿いに整備された「チャレンカの道」と名付けられた遊歩道(770m)を20分から30分ほど歩いて行けます。
遊歩道の高台からは左手の行く手方向に起伏に富みダイナミックな景観を造る神威岬の景観が、右手には「水無しの立岩」が望めますし、先端部は岩山がそのまま海へ落ち込んでいく断崖絶壁で、400メートル沖には神威岩という高さ41メートルの岩礁があります。

神威岬の念仏トンネル(積丹町)

神威岬(積丹町)