音稲府(おといねっぷ)岬(雄武町)

ウスタイベ岬から国道238号に戻り、更に南下していくと道の駅マリーンアイランド岡島があります。道の駅を過ぎると地図には音標岬ですが、岬らしきものが見当たらず、雄武(おうむ)町に入り音稲府岬があります。

しかし、音稲府岬に行くには事前に調査しておく必要があります。国道に標識も案内板もありません。雄武町の観光地は、この先にある日ノ出岬なのでドライバーを迷わせないためなのでしょう。

目印は音稲府橋を過ぎて一本目の交差点を左折します。途中に一本、右折だけの道があるので間違えないことです。あとは海に向かって直進すると昭和47年11月30日に初点灯した音稲府灯台が見えてきます。岬めぐりで、このように人が訪れないところに立ちオホーツク海を眺めると独り占めの気分になります。

「おといねっぷ」には同じ読みで「音威子府」があります。国道40号で旭川から北上すると、左に日本海、右にオホーツク海と分かれる地点にある山間の村です。アイヌ語の「オ・トイネ・プ」(河口・土で汚れている・もの)に由来するもので、音稲府川の河口が音稲府岬になります。