添泊岬(そいどまりみさき)

久遠(クドヲ)はアイヌ語で、クンツ゚なり。グーウンツ゚ゥの則、弓を置ㇰ崎といふ事。扨、グーとは弓の事。ウンとは有ると申意。
ヅゥとは山崎の事にて、昔時夷人共、熊亦は狐なと獵事のため、夷語にアマプといふ弓を此崎に置きたる故、地名になす由。且又、當場所本名はウシベツといふ由。則、生する川と譚す。近邊の内、最初に鯡の群来るゆへ此名ありといふ。
要するに、ku-un-tu は「弓・ある・岬」と考えたようです。

道道740号の入口にある湯ノ尻岬から添泊岬の二つ先にある尾花岬まで6か所あります。これは私の地図に記載されているだけで、拡大するとまだ増えてきます。かつての久遠郡は尾花岬まででした。
湯ノ尻岬から尾花岬までを地図で見ると弓のように見え、そうして、添泊岬が弧を描いた弓の矢が飛び出す地点のように見えます。
私の勝手な想像ですが。