カムイエクウチカウシ山

幌尻岳に次ぐ日高山脈第二の高峰で標高1,979mあります。 

山名はアイヌ語の「熊(神)の転げ落ちる山」に由来。
しかし、ヒグマを神と崇めるアイヌ人によって命名されたものではありません。黎明期には「札内岳」と呼称されており、1929年に北海道大学の伊藤秀五郎らが戸蔦別川上流の「カムイエクウチカウ」という場所で小屋を建設して幌尻岳に登頂する際に、案内人の勘違いでこの地名を誤って山名として伝えたために定着したのが真相でした。

中札内村付近から日高山脈中央部を望むと、札内川上流に三角形の鋭鋒が前山を従えて姿を見せているといいます。