チトカニウシ山

山全体が針葉樹や広葉樹に覆われており、北見峠から見ることができます。
アイヌ語の「チ・トカン・イ・ウシ」は、我ら・射る・いつもする・所のいみで、狩猟の時にここで豊猟を占って矢を放ったとされています。また、どの山が一番高いか、背比べを競って矢を射つたという伝説もあります。

安政4年(1857年)5月、この地を訪れた松浦武四郎が著した「石狩日誌」にもチトカニウシの山の名が出てきます。

標高1445.8mの山ですが、大雪山系と天塩・北見山地の脊梁をなし、厳冬期に山は連日暴風雪で大荒れになることがあるといいます。