大平山(おびらやま)

渡島半島の付け根、狩場山の近くに位置し島牧村にある標高1190.6mの山です。島牧村を流れる太平川の源頭に聳える太平山の名は、アイヌ語のオビラシュマ(川奥の岩、崖の意)からといいます。

この近辺は砂金が取れ、その昔は金山があったといいます。しかし、岩質が悪いため道路の開削が進まず今もって静かなたたずまいを残している山です。

「石灰岩植物保護林」の立て札があり、オオヒラウスユキソウやオオヒラタンポポという固有種が植生している花の山でもあります。