石狩岳(いしかりだけ)

北海道中央部、石狩山地にある標高1,967 mの山。上士幌町と上川町の境をなし、北海道を代表する石狩川の源流となるのがこの石狩岳で、川の名前からの命名です。
石狩の意味には諸説ありますが、上川地方のアイヌにはイシ・カリ・ペッ(美しく作りたる川)があります。

稜線は北東-南西方向に伸びており、北東へ辿ると音更山(1,932m)、ユニ石狩岳(1,541m)、三国峠を挟んで三国山(1,541m)と続いており、日本海側と太平洋側の分水嶺もなしています。これらの山々(三国山は除かれることもある)を指して石狩連峰と呼び、石狩岳はその主峰。

南西へ伸びた稜線はニペソツ山(2,013m)、丸山(1,692m)、ウペペサンケ山(1,848m)と続いています。
石狩連峰とこれらの山々は大雪山の東に列をなしていることから、総称して東大雪と呼ばれています。