長万部岳(おしゃまんべだけ)

標高972.4mの長万部町最高峰の山は今金町との境にあります。市街地から国道5号で二股に向かい、道道842号で西に向かって「二股らじうむ温泉」の近くに登山口があるといいます。

漁師の間では、雪解け頃、谷間の残雪がカレイの形に残る時が漁期の始まりだと言い伝えられています。
松浦武四郎は「東蝦夷日誌」(1863年)で、「昔し神有て、此処の海に釣し大比目魚を得給ひ、此魚は神也、我是を山に祭らん、己後春毎に諸山雪消て後、此山に此形したる残雪有るべしと」

アイヌ語で長万部はオ・サマンベ。川尻(河口)のカレイの意味です。