空沼岳(そらぬまだけ)

豊平川にかかるミュンヘン大橋から南に視線を向けると、恵庭岳の右側に、右肩上がりになだらかな稜線が見えます。これが空沼岳です。札幌市にある標高約1,251mの山で、定山渓温泉と支笏湖の間に位置しています。

山の名は、中腹に万計沼ばんけいぬま真簾沼ますみぬま、空沼をはじめ大小6つの沼が点在しているという説や、漁川いざりがわ上流の(ソ)ラルマナイの水源に由来、水漏れする沼に空沼をあて、それが転訛した説などがあります。

万計沼には万計沼荘と空沼小屋の二つの小屋が建ち、積雪期も含めて札幌市民に親しまれてきました。