前岳(まえだけ)

標高1727mの芦別岳を最高峰とし夕張岳(1668m)へと連なるの
が夕張山脈です。この山脈は大雪山などのような火山ではなく、地
球の表面を皮のように覆う地殻の大規模な運動によって盛り上がっ
た構造山地で、日高山脈と共に北海道の背骨を造っています。

前岳という名の山も全国にあります。「前」と付くことで、その後方に本峰があるのでしょう。標高1,501mの前岳は、枕状溶岩で急な地形を作り、その奥に夕張岳本峰がどっしりとそびえています。