富良野岳(ふらのだけ)

十勝連峰の南端、上富良野町と富良野市にまたがる標高1,912mの山が富良野岳です。山域は大雪山国立公園に指定されています。
十勝岳とは異なり火山活動はかなり古い時代に終息したせいか、高山植物の種類の豊かさは国内でも有数といわれています。

富良野という地名は、アイヌ語のフラ・ヌ(においを持つ)に由来し、川に硫黄が流れ込んでヌッカクシフラヌイ川を指していました。富良野岳のアイヌ名はオッチシパンサイウシベ「下の峠山」です。
松浦武四郎が安政5年(1858)に「上の峠山」との間のコルを越えて新得へと向かったと『十勝日誌』に記載しており、同行の案内人クーチンコロから聞いて書き留めたといいます。旧暦の3月8日、一行は峠を越えて原始ケ原を通過し、「右の方に倍しての高山」とあり、これが現在の前富良野岳(1625m)です。

富良野町の失われた風景(昭和41年) こちらに関連の記事があります。