利尻山(りしりざん)

日本百名山(深田久弥著)の最初の山は、日本最北端の利尻山です。利尻富士と呼ばれる整った形よりも、鋭い岩が荒々しくそそり立っている姿を称賛しており、古くは、フランスの探検家ラ・ペールズは天明7年(1787年)利尻島を望見し、「ランゲル」(角度のある山)と命名。

利尻の地名はアイヌ語のリィシリ(高い島)が由来で、日本海に浮かぶ島であり、山です。島全体が一つの山を形成し、しかもその高さが1721mもあるような山は、日本には利尻山以外にはないと深田氏は語っています。

利尻町と利尻富士町の2町にまたがり、利尻礼文サロベツ国立公園内の山域は特別区域に指定されています。

南稚内からの利尻富士