駒ヶ岳(こまがだけ)

駒ヶ岳は三山の総称ですが、全体の眺めはどこから見ても味わい深い山です。新日本百景の第一位に選ばれただけあって、大沼を挟んで対峙しており絵になる風景で人気があります。

札幌から向かうと、八雲町辺りから正面に二つの峰(剣ケ峰・砂原岳)と隅田盛のなだらかな稜線が落ちている構図は見る者を惹きつけます。森町を過ぎて、真後ろに回って駒ヶ岳は姿を大きく変えます。

かつては富士山のような円錐形でした。度重なる噴火で中央部分が吹っ飛んだのでしょう。寛永17年(1640年)、安政3年(1856年)、昭和に入っても大噴火がありました。大沼公園は、寛永の爆発でできたといわれています。

この駒ヶ岳を見下ろす北斗市の「きじひき高原」から描いた絵があります。