緑岳(みどりだけ)

標高2,019.9mの緑岳は地形図ではカッコ書きで「松浦岳」と書かれています。幕末に蝦夷地を探索した松浦武四郎にちなんで付けられたものですが、ほかにも松田岳、小泉岳、中条岳、桂月岳など人名の付いた山名が多いのが大雪山の特徴です。

功績の大きな松浦の名を使わず緑岳が一般化していることに対して、松浦岳を正式名称に使うよう呼び掛けている人もいます。

大雪高原温泉周辺は沼が点在し、紅葉の名所ですがヒグマの生息地としても知られています。登山道ではナキウサギに出会うこともあるといいます。