成美から三郷へ

三郷で熊に襲われ一人殺される。
明治41年、大和から三郷に通じる山道で、人が襲われ一人殺された。
一人が命からがら逃げ戻って、川南の鉄砲撃ちの遠田さんが一頭を退治。
被害にあったのは中ノ沢の杉山さん夫婦で、三郷の親類へ行く途中だった。
三頭連れの一頭が突然妻の方に襲い掛かかった。何も持っていなかったので、ほとんど抵抗することもできず絶命。夫の方は腰にさげていたナタをふるって、熊の頭を何度も打ち付けた。彼もするどい爪で胸や腹部を傷つけられたが、激しく抵抗したので熊はひるんで逃げ出し、それでやっと逃げ帰った。(上士別村の歴史から)

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