番屋

番屋とは消防署のことです。今も続いていますが、開拓に入った当時は原始林ですから森林を切り開き藪に火を付けて燃やすのは開拓作業です。当然、火が燃え移り火災になることも日常の出来事でした。

田舎では自衛手段として、ボランティアで消防組織を作り若い人たちは火災が発生すると消防職員となります。
番屋のやぐらの上に取り付けられているサイレンが鳴ると、自分の仕事をそのままにして番屋に駆けつけます。

このサイレンは、非常時に鳴らなければ大変です。そのため、毎日お昼には時刻を知らせる意味もあり鳴らす習慣になっており、今も続いています。
都会の人が町を訪れ、突然サイレンが鳴ると驚くものです。

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