原生花園は、自然をそのままにした状態でも色鮮やかな花が咲く、湿地帯や草原地帯のことだといいます。
人為的な花々もいいですが、自然の色は魅力的です。
北海道は三方が海で囲まれているので、原生花園は知られているものだけで20カ所ほどあります。
小清水原生花園が全国的に有名ですが、他の地区も驚く花園が多いのです。
クッチャロ湖の北西に展開する原生花園で、オホーツク海沿岸にある原生花園の中でもかなり大規模で観光化も進んでいるのが「ベニヤ原生花園」です。
私は町のボランティアの人に案内してもらい、自然の花々に魅了されました。
笹に花が咲くのは60年から70年に一度とのこと。
大変珍しく、ネットで調べると「笹に黄金が成り下がる~」と、民謡「会津磐梯山」に唄われている。おそらく、一生に一度見られたら良い方だとか。
クガイソウは、ゴマノハグサ科クガイソウ属の多年草。茎は円形で直立し、株立ちになり、高さは80-130cmになる。花期は7-8月。茎に輪生する葉が層になってつくので、九蓋草、九階草の名がある。日本の本州に広く分布し、山地や高原の日当たりの良い草地に生育する。
オニシモツケはバラ科シモツケソウ属の多年草。花期は6-8月で、白色ときに淡赤紫色の小さな5弁花を散房状につけ短毛が密生するのが特徴。
今の北海道は、山地から深山の沢沿いのやや湿った場所に自生している。
エゾニュウはセリ科 シシウド属 一回繁殖型多年草。 北海道 本州北部から中部に分布する。大きく立ち上がった中空の茎は上部で分枝し、初夏、多数の白い小花をつける。
熊は主に甘みがあるこのエゾニュウの茎を食用としている。