土地の境界はどこなのか? 

土地に線が引かれているわけではないので、地図を取り出して調べてみなければわからないものです。

札幌から洞爺湖などに車で向かうと「中山峠」を通ります。天気が良い日は、羊蹄山が見えるので峠は賑わいます。この峠にある「道の駅」は札幌ではなく、喜茂別町であることを知る人は少ないでしょう。
気にしなければ分からないことは多いもので、ニセコにある「ひらふスキー場」は、ニセコ町ではなく倶知安町であることも分かりませんでした。

普段は境界を知らなくても不便はありませんが、利害が絡んでくるとそうはいきません。

毎朝テレビの天気予報を見ていると、石狩地方・後志地方などと北海道の概略地図が出て予報を聞きます。札幌に住んでいると関係のない後志地方は、どこからどこまでのことなのかを知らなくても問題はありません。しかし、「島牧村」に旅行をしようと思うと、後志なのか瀬棚、それとも渡島なのか天気予報が気になります。

後志地方は小樽市を含めて20の市町村で成り立っています。行政の内訳は、市は小樽1市、倶知安やニセコなど13町、赤井川などの6村です。道庁の後志総合振興局(旧後志支庁)があるのは小樽市ではなく倶知安町なのです。
後志地方は札幌の隣なのでドライブ方々よく出かける町々ですが、2年ほどかけて市町村役場を訪れてみました。

町の観光施設や開拓の歴史資料があれば、いただけないかと窓口で話すと対応してくれます。窓口での話を一番奥の偉い人は、聞き耳を立てているので、混み入った話になるとすぐに飛んできてくれます。
鉄道の無い町や村では、家で言えば玄関がないようなもので、街の中心がよくわかりません。その点、役場に行けば町の起点となるので、町のことが良く見えてきます。

原子力発電所がある泊村は何故この場所に作られたのか、小樽~倶知安間の函館本線の駅舎がある町、函館北斗駅から札幌までの新幹線ルート、余市から更に伸びる高速道路の通る町、今、最も不動産価値が上がる地域なのです。
笑う人、泣く人、役場を回ってみると良く見えてきます。