ここから十勝 

日高山脈は、北海道中央高地の狩勝峠(かりかちとうげ)から太平洋に突出する襟裳岬(えりもみさき)まで総延長約200キロ。
北海道の中央を南北につらぬく背梁の南半分をつくっています。山脈は標高2000m級が立ち並び、道央・道南から道東の十勝への大きな壁になっています。

現在の国道38号狩勝峠、トンネルを越えると十勝

蝦夷といわれる時代から通行は太平洋沿岸の襟裳岬を通る道だけでした。狩勝峠とは、石狩国と十勝国の県境の峠で一文字ずつとって名づけたものですが「ここから十勝」とは、この峠越えのことでもあります。

この峠を越えて十勝に入る鉄道が開通するのは、まだまだ先の明治40年まで待たなければなりませんでした。更に、日高から十勝に入るもう一つの日勝峠(日高・十勝)が国道274号として全線開通するのは、昭和40年のことです。