大沼電鉄

函館本線の大沼(現在の大沼公園)と鹿部村を結んだ電気軌道です。

大正11年、馬車鉄道を計画して出願。工事に着手して間もない大正15年7月、馬力から電力に転換する計画を修正し許可を得ました。
昭和4年1月、大沼ー新本別間、次いで新本別ー鹿部間が開通。17.2キロの開業で、一日7往復、所要時間は45分でした。

ところが、昭和20年の国鉄佐原線の工事で大沼ー鹿部間が国鉄による別ルートで敷設されました。利用客は激減し昭和20年6月限りで廃止しました。

昭和23年1月、旧線のうち鹿部温泉ー銚子口間11.3キロを復活しましたが、漁業不振もあって昭和27年12月に廃止となりました。