大正11年4月10日、国有鉄道の地方支線の改正鉄道敷設法が公布されました。
これにより支線建設が法律で義務付けされ、毎年各地方に短距離の敷設工事の助成金をバラまくことができ、政友会内閣の基盤を確立しようとする意図がありました。
改正鉄道敷設法で北海道予定路線は次の22線でした。
①函館ー釜谷間
②上磯ー木古内ー江差、木古内ー福山間
③八雲ー利別間
④京極ー喜茂別ー壮瞥ー紋別間 ⑤京極ー留寿都ー壮瞥間
⑥苫小牧ー鵡川ー浦河ー広尾ー帯広間
⑦鵡川ー金山間、およびペンケオロップナイー登川間
⑧札幌ー石狩ー増毛間
⑨札幌ー当別-沼田間
⑩白石ー広島-追分間、および広島ー苫小牧間
⑪比布ー下愛別間
⑫ルべシべ(上川)ー滝ノ上間
⑬高江(新冠)ー帯広間
⑭上士幌-ルベシベ(上川)間
⑮芽室-トムラウシ間
⑯名寄―雨竜―羽幌間
⑰羽幌―天塩ー下沙流別間
⑱興部―幌別ー枝幸ー浜頓別間、および幌別ー小頓別間
⑲中湧別ー常呂ー網走間
⑳瑠辺蘂ー伊頓武華(イトムカ)間
㉑釧路ー相生間
㉒厚床ー標津ー斜里間
以上
写真は昭和9年の鉄道路線