計根別線(けねべつせん)
中標津市街地と計根別市街地を結ぶ15.6キロの植民軌道です。
昭和2年から実施された第二殖民企画によって、道内に三番目(根室・中標津に次いで)の移住者世話所が計根別に設置されました。
市街地は大正期に区画整理されており商店なども開業しており、急速に人口が増加して市街地が形成されます。また、市街地周辺にも移住者が次々と入植してきました。
植民軌道計根別線は大正15年に中標津ー計根別37線間7.4キロが敷設され使用されていました。
昭和2年、計根別37線~計根別市街地間8.2キロが延伸され、全線が馬力での使用が開始されました。
しかし、国鉄の標津線中標津ー標茶間開通までのつなぎでしたから、昭和12年10月に廃止となりました。