道立北海道文書館(もんじょかん)が、1960年代の半ばに民放テレビ局が制作した「新たに視聴区域となった市町村の紹介番組」のフィルムを保管していました。半世紀も前の65市町村の映像ですから、今は失われてしまった町や村の風景です。ネットに載せることはできませんので感想を含めて紹介します。

足寄町 1965年(昭和40年)  18分 白黒 音声あり  

副題 のびゆく足寄 十勝の屋根

ナレーションで足寄の面積は四国の香川県と同じ、ではじまります。
足寄駅が映され、多くの観光客が降りて来るところです。駅前広場には「雌阿寒岳山開き観光祭り」の横断幕が掲げられています。

観光バスは国道241号を走り1時間半で道道949号に入りオンネトーを目指します。オンネトーで雄阿寒岳、雌阿寒岳を眺めながら湖畔で一休みすると「青年の家」に向かいます。ここで一泊なのでしょう。2キロほど離れたところに滝があり、この滝は38℃の温泉になっており青年の家にパイプで引きお風呂になっているといいます。
また、道道949号を足寄方面に戻ると「ラワン蕗」の生息地があります。この近くで畑仕事をしている人たちが蕗を帽子代わりに被って野良仕事をしています。

 産業の紹介
足寄は木材の町です。トドマツ・エゾマツ・アカマツと天然材の宝庫で、木材の工場を紹介しています。
最初の工場では大木が工場に持ち込まれると一貫してオートメーションで製品になって出てきます。二番目に紹介された工場では、単板工場でドイツ製の機械を輸入してオートメーションで単板が製品化されます。三番目の工場ではチップ専門で、10分でチップが出来てきます。

変わったところでは、農機具製作所が映りアジヤストプラウ「アクツ式」を生産していました。
また、鉄工所では道内で珍しいトラックのクレーンを生産していました。これは森林などで大木を吊り上げてトラックなどに積むには欠かせません。

町長の話
町は道路の整備が第一と考えており、道路整備に力を入れています。木材の輸送もそうですが、今後は畜産産業にも道路を整備していくといいます。

子供の剣道
道場で剣道の稽古風景です。足寄の少年剣道は全道一位でした。

足寄駅が映り、修学旅行生徒の見送る風景で終わりました。                          

                               以上