道立北海道文書館(もんじょかん)が、1960年代の半ばに民放テレビ局が制作した「新たに視聴区域となった市町村の紹介番組」のフィルムを保管していました。半世紀も前の65市町村の映像ですから、今は失われてしまった町や村の風景です。ネットに載せることはできませんので感想を含めて紹介します。

清里町 1964年(昭和39年) 14分 音声なし   

日本百名山「斜里岳」を中心に、清里町を紹介しています。
この57年前の清里町の映像を見ると、現在の清里町の成長と繁栄が良く分かります。

映像は斜里岳で始まり、さまざまな角度から斜里岳が映されており圧倒されます。
小川が映り、「登山歩道」の入口の案内板が写されています。昔から斜里岳は多くの人たちに親しまれてきた山であることがわかります。

町の市街地に入り、どうしたことか「二宮金次郎銅像」が映されています。おそらく小学校の校庭なのでしょうが、町の成長に二宮金次郎の尊徳思想があったと語りかけているようです。

昭和39年時代の主たる町の産業を紹介しています。
・灌漑の工事と思われる映像。
畑作は馬鈴薯のイモを植える作業です。北海道は寒冷地では馬鈴薯が適していたようで、畑作作業を多く見ることができます。
馬による畑の作業もありますが、原野の開墾には大型のトラクターが入っています。
酪農⇒牛の放牧も良く見る風景です。
この時代に「ビニールハウス」の作業風景があります。これは珍しい生産活動と思いました。

製材工場における作業風景
木を伐採し、工場の敷地には大木の山です。工場内では、ベニヤ・合板の製品となっています。

裏摩周の観光コース
この映像は今となれば貴重なものと思います。

現在は裏摩周展望台があり、駐車場や売店もあります。裏摩周湖を見る風景は、半世紀前の映像でも同じ角度で摩周湖を見ています。しかし、決定的に違うのは湖畔にまで降りているのです。湖畔から中島を見上げている風景が映されていました。
裏摩周までの道は砂利道で、いかにも裏摩周らしい人里離れた場所と思いました。

                               以上