道立北海道文書館(もんじょかん)が、1960年代の半ばに民放テレビ局が制作した「新たに視聴区域となった市町村の紹介番組」のフィルムを保管していました。半世紀も前の65市町村の映像ですから、今は失われてしまった町や村の風景です。ネットに載せることはできませんので感想を含めて紹介します。

浜頓別町 1962年(昭和37年) 15分 白黒 音声あり         

天北線「浜頓別駅」の朝の通勤ラッシュ風景から始まります。
オホーツクの海の幸と北見山地の豊富な森林、そうして、交通要衝の便利さで活気ある町が紹介されています。

基幹産業としての木材は、駅の近くにある製材工場がフル回転です。
しかし、町は木材だけではありません。
大正12年に雪印乳業の工場が出来てから、酪農の町としても力が入ります。
町営100ヘクタールの放牧場を作り、牛を育て、乳牛の生産に力を入れているのです。雪印乳業工場では一日46tの乳牛を集めバターの製造を行っています。

漁業
漁業組合では浜頓別港に4000万円をかけて工事を行っています。これは漁業基地にしたいとの目的からです。
また、秋の沖合いの海では、鮭の定置網が総出の作業風景。

クッチャロ湖
クッチャロ湖がラムサール条約に登録されるのは1989年(平成元年)のことですから、27年も前の湖の風景が映されています。
11月に入ると白鳥の群れが300羽近く飛んできて11月末まで羽を休めています。クッチャロ湖は、当時から観光と行楽の場所でした。特に、冬の湖は水面が氷と化し「恰好の行楽の遊び場」となります。
大きな凧はユニークで、氷雪の湖に凧が帆となりスキーで滑るスポーツです。
また、アイヌ民族の舞踏映像があります。これはこの地が観光地として集客があったのではないかと思われます。


「砂金の町」として知られる浜頓別町ですが、砂金のことは映像にはありませんでした。 

                                  以上