道立北海道文書館(もんじょかん)が、1960年代の半ばに民放テレビ局が制作した「新たに視聴区域となった市町村の紹介番組」のフィルムを保管していました。半世紀も前の65市町村の映像ですから、今は失われてしまった町や村の風景です。ネットに載せることはできませんので感想を含めて紹介します。

常呂町 1964年 14分 白黒 音声なし  

この映像は昭和39年に映されたものです。
現在の常呂町(ところ)は、2006年に北見市の一部となり北見市常呂町となりました。

常呂町の上空からの映像ではじまり、オホーツクと町の全景を見ることができます。
地上に映像が移り、オホーツク海に漁船の群が何やら船に取り付けられているクレーンで海水から吊るし上げています。それはホタテの貝をあらかじめロープに括り付け海に沈めて養殖をしていたようです。
風景は牡蠣の養殖のようにも見えました。漁船は漁港に到着すると、家族一同でホタテを取り出し浜に並べており乾燥させるのでしょう。大つぶのホタテです。

・サロマ湖のカキは幕末から生息が確認されていました。カキ漁が本格化するのは大正期に入ってからで、昭和になりカキ・ホタテの養殖もはじまり常呂漁港も修築、戦後は稚貝の放流も行われています。

昭和39年の常呂町市街地をバスが走り、車窓からの街並みが映っています。

堤防の土木作業
線路が映り⇒トロッコ⇒土を積み込み⇒トロッコが動き⇒トロッコを傾けて土を下ろします。
堤防の土木作業のように見えますが、定かではありません。

農作業の風景
畑⇒ビニールハウスで苗を育てています⇒苗を箱単位で取り出し⇒トラクターに取り付けられた苗植え機に二人が乗り⇒苗を一本ずつ苗植え機に渡します⇒トラクターの運転者は方向を定め進めていきます⇒苗は間隔を置いて畑に植えられていきます。音声がないので、この苗は何なのかはわかりませんが、おそらくビートではないかと思います。

酪農の風景
牛舎が映り、放牧された牛の群れ。牛舎内では乳しぼり機で作業をしています。

サロマ湖入口(網走国定公園)
「ところかき島」の看板⇒漁船が牡蠣の吊るし作業を行っています。
また、海苔の養殖を行っています。ノリをすくい箱に取り出し、浜に上がりノリを張り付け乾燥させる作業。

突然遊覧船「はまなす」です。ボートは動き出し、どこに行くのかと思えば「わっか原生花園」でした。
遊覧船とボートに書いていましたが、小さなボートで屋根もないため季節的に寒い観光船でした。

                                以上