幌泉(襟裳岬)  
 
襟裳岬という名前は、アイヌ語の「エンルム」(突き出た頭)または「エリモン」(うずくまったネズミ)からという説があります。
しかし、この地区は幌泉(ほろいずみ)と言われていた時代が長く、現在も1町(えりも町)で幌泉郡といわれています。

襟裳岬は島倉千代子・森進一の歌で全国区となり、昭和45年に「幌泉町」から「えりも町」と改称された経緯があるほど、岬の名が有名になりました。
えりも町の市街地から岬までは15キロで一帯はまさに何もない草原です。

余談ではありますが、森進一の「襟裳岬」が大流行していた昭和40年代後半は、苫小牧からの日高本線終点「様似駅」で、バスに乗り換えて岬を目指す若者が年間40万人に達しました。
岬にあったユースホステル(今はありません)は連日満員で廊下や屋根で寝ていた若者もいたといいます。
その後、この岬がブレークするのは平成13年(2001)の「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」でした。

写真は、日高線終点の様似駅前。
ここから襟裳岬までバスで1時間。