北海道の木
カツラ
カツラは北海道で一番大きくなる木といわれ、現在でも山裾、谷沿い には直径2mを超える伐根がみられます。
日本の代表的な名木のひとつで、芽吹き時の紫紅色、秋の黄葉が美しい木です。
カツラの語源は、香出(かつ)からの転訛といわれております。
一株で多数の幹をだすことがあり、樹皮は灰褐色で、老木ではねじれるように裂けて薄くはげ落ちるものもあります。
葉は広い心臓形で,縁には波状のなめらかな鋸歯がある。雌雄異株です。
葉は広い心臓形で,縁には波状のなめらかな鋸歯がある。雌雄異株です。
分布・生態
日本各地に分布し、沢沿いなどの湿った肥沃地を好む。
材質・用途
材は均質で、軽く柔らかいので加工しやすい。
建築、家具などに利用される。葉は香りがよく、まっ香をつくる。
北海道産の碁盤、将棋盤の多くは、カツラでつくられ、長時間打っても肩が疲れな いといわれています。