エゾニュウ(蝦夷にゅう)
セリ科・シシウド属の植物の一種。
北海道、本州(北部・中部)に分布しています。
私はこの草花が好きで、良く探し回っているのです。大きな野生の花なので、北海道を走り回ると目立ちます。
和名の「ニュウ」はアイヌ語に由来しているといいます。
山地の草地などに生え、茎の高さは1~3メートル。茎先の大型の複散形花序に、白色の小さな花を多数つけています。大散形花序は40~60個、小散形花序は30~40個の柄を放射状に出し、球形となり7-8月に花を咲かせます。
主に茎の部分を山菜として利用します。非常にアクが強いため、いったん塩蔵し塩抜きして食用とするようです。秋田県などでは「ニョウサク」「ミョウサク」などと呼ばれ、特に好まれているといいます。