頓別平野(とんべつへいや)
北海道の北部,宗谷丘陵の東方にあるオホーツク海岸の平野です。
丘陵から東流するカリベツ,猿払,オサチナイ,頓別などの河川の下流部の沖積地と,海岸の砂丘,浜堤列から成り立っています。
ポロ沼,モケウニ沼,クッチャロ湖などの湖沼と,排水不良の泥炭地が多く,畑作には不適で,草地酪農が主で砂丘の一部と湖沼は北オホーツク道立自然公園に属しています。
背後には宗谷(そうや)丘陵と北見山地北部のポロヌプリ山地が連なり、名寄(なよろ)盆地、上川(かみかわ)盆地、富良野(ふらの)盆地と続く中央盆地列の延長部にあたります。
宗谷総合振興局管内の猿払(さるふつ)村浜頓別(はまとんべつ)町一帯を占める低湿な沖積地と砂丘、海岸段丘からなり、南部には泥炭湿原が広がりクッチャロ湖などの湖沼があります。
泥炭湿原は東天北(ひがしてんぽく)原野ともよばれ、広大な未利用地が残されている。
枝幸郡浜頓別町「頓別」
「頓別」は、浜頓別の市街地より、南東約3km国道238号に接し、「頓別川」「豊寒別川」「クッチャロ川」の合流する河口にあり、オホーツク海を望む古くから栄えた漁業を中心とした地域です。
頓別川は流長74キロの大河で、その川口の所に北側の大きな湖(クッチャロ湖)の水が流れ込んでいます。