白神岬(しらかみみさき)
松前町にある北海道最南端の岬で、本州最北端の大間崎(下北半島)から15kmほど南に位置し、津軽半島最北端の竜飛崎からは19.2km。
白神岬の名は、アイヌ語で「シラル・カムイ」(神が住む岩)などに由来しています。
ここは日本有数の渡り鳥の中継地で、年間100万羽が津軽海峡を超えるそうです。見ることができる野鳥500種類のうちセンダイムシクイ、メジロ、マヒワなど300種類を観察できる渡り鳥の聖域で、松前矢越道立自然公園に指定。
白い波濤が次々に押し寄せて、強風にあおられる津軽海峡。江戸時代、参勤交代で松前藩主が、荒海を越えて無事に津軽に到着すると、狼煙(のろし)で松前に知らせが届き、藩士は登城して藩主の無事を祝ったほど、まさに命がけの参勤交代でした。
青函トンネルはここを通っています。